ランドスケープ

場所性と建築

1-10,1-11 Amsterdam Orphanage / Aldo van Eyck 先日のエントリで、建築と場所性は抜き差しならない関係にあり、人間による生きた空間において密接な関わりを有しているのではないかという論を参照したけれども、よくよく考えてみても全くその通りであると…

the Hadrian's villa

1-06 the Hadrian's villa イタリア、ローマ郊外ティヴォリのヴィラ・アドリアナ。 雄大なランドスケープに挿し込まれた秩序がもたらす場所との応答が印象的で、いつか訪れてみたい場所。 建築ではあるけれど複数の群で成り立っていることで、ある意味小都市…

a landscape painter

ユベール・ロベール ―時間の庭― ジョヴァンニ・バッティスタ・ピラネージ 『牢獄』展 久しぶりの西洋美術館に訪れる。上野はいつ行っても混んでいるのがなぁ・・・。 18世紀の風景画家、ユベール・ロベールは元々あまり知っている画家ではなくて、プロフィールを見…

北斗七星の庭

watari-um art museum next exhibition重森三玲 バラガン展ぶりのワタリウム。 今回は作庭家、重森三玲の展示。会場構成は藤原徹平氏でした。 重森三玲は、台風の影響で庭園の保存・継承ができないことに危機を感じ、国に掛けあうもことごとく断られ、意を決…

鬼押出し

summer trip to Shizuoka(Clematis, Toro, Miho)

日本国内はあらかた回った気がするので、ちょっとマイナーどころ(とか言ったら怒られるか、汗)を攻めてみようと思い、静岡をチョイス。 訪れたのは、以下の場所。 クレマチスの丘 ヴァンジ彫刻庭園美術館 / 宗本順三 IZU PHOTO MUSEUM / 杉本博司 ベルナール…

これまでに出会った風景

最近はまりのパノラマで。 恵庭市の空 横手市街地 横浜市いたち川の水辺 詳しい話はまた今度。 この時期ほんとに苦しいけど、がんばる。

夏の記憶その2 ―京都編―

海士町の帰りに一日プラスして、何度も通った京都を訪れた。 目的は、何度も挑戦しては失敗に終わっている、桂離宮の見学。当日朝、京都御所内にある事務所をたずねたものの、あっさり追い返される。むう、やはり手強い。二日がかり(前日じゃないと受け付け…

川の表情はこんなにも違う(和泉川)

時は、7月上旬。 夏だけど梅雨の明けないもやっとした天気のなか、設計者のYさんに同伴していただいて、横浜の泉区と瀬谷区を流れる境川支流の和泉川を歩いてきた。 まずは相鉄線ゆめが丘駅で降りて、和泉川親水広場から地蔵原の水辺(いずみ中央駅前)までを…

こころもカラダもぐるぐるしてる

本当に時が過ぎるのは早いと思うのだけど、ここ一ヶ月ほどは休む間もないくらい超特急な日々。 基本的な過ごし方は修論と建築の勉強にほぼ費やされ、その反動でつい週末に出かけてしまう・・・といったような感じ。 特に今年のGWはコンペにほぼ時間を費やし、大…

矢作川 ー 古鼡水辺公園

恵那や名古屋、豊田などなどの中部地方周辺が今年一年で最も訪れた地域かもしれない。 今回も恵那でWSの報告会をした後、一年間の締め括りに相応しいランドスケープとの出会いがあった。 単線の三河線に揺られて、平戸橋で降りる。 駅とまちが近い。というか…

古河総合公園

予てからものすごく興味があった古河総合公園を見学するチャンスを得たので、さっそく行ってきた。 事前勉強としては、コモンズや市民の交流空間といったキーワードが挙げられる「湿地転生の記」がある。 この本は、中村先生のこれまでの古河総合公園にかけ…

きれいなものにはとげがある

結論からいうと、ひさしぶりに風邪をひいた。 ひさしぶりすぎて、この症状に対して何をすればいいかわからなくて、とりあえずとっておいた薬を飲み、とりあえず寝る。何もせず、ぼーっと寝ていたのはいつぶりだろう(笑) しかしアタマがぼぅっとするほど痛い…

学びの森(岐阜県各務原市)

岐阜県は各務原、まちなかに突如現れるゆるりと過ごせる場所。 郡上八幡の帰りに、学びの森に寄ってきた。印象としては、すごくオーソドックス。なんだか、自分でもつくれそうじゃん、とか思ってしまう。 だけど、相当に考え込まれた相互の関係性と、ランド…

最終審査会

というものに行ってきた。それも、イチ観覧者としてではなく、イチ入賞者(プレゼン有)として。 今までに無いこの展開はなんだ一体。 平静を装いつつも、期待と緊張と一種のわくわくが混ざった変な気分だった。 他の入賞者のプレゼンは、どれも手の込んだもの…

胃の痛みよ、さらば!

おわった。三日前、コンペの提出を先輩に託し、研究室で終電まで爆睡してたことが懐かしく思えてくる。 夜中のおかしなテンションと、一人での孤独な作業、明け方のコンビニなどなど、これからはようやく人間的な生活を送れる。(と信じたい) 今回は、何が大…

たいむいずまねー

コンペ提出一週間前。自分含め、なぜか焦らないみなの衆。 話し合いを重ねに重ね、コンセプトは大体かっちりしてきた感じ。 めっちゃ頑張ってる雰囲気するでしょ。 でもそろそろ模型に取りかからないとまずいんじゃ。 問題は、残り一週間、ぐるぐる回る思考…

秋の気配と、ほぼGS。

嵐のように過ぎ去った今年の9月。 全てがWS(GSDW)につぎ込まれた。(期間自体は6日→13日まで+9月一杯でとりまとめ) 以前から参加したくて、どんなものかと思って行ってきたデザインワークショップなのだが、これがまたきつかった。 何がきついって、うちの学…

現実逃避への準備

卒論全然進んでないけれど、現実逃避への準備を着々と行っております。 月末、中国・四国地方へ行くことになった。風景と、その中を移動する人々のまなざしに着目したプランをブラッシュアップしていくWSをやるそうで、今までは、あまり風景というものに突っ…

「今から自分は寝る」と意識しながら寝たい自分

ずいぶんとまた日があいちゃいましたが。いろいろあったもので、確かジョナサンで徹夜したあたりからかな。 こないだは中間テストのために、ムダにマチャとジョナにて徹夜でおべんきょう。7日夜に水理学の中間うける→その夜再びジョナに行って構造力学の勉…

行く川のながれは

絶えずして、しかも本の水にあらず。 鴨長明さんが訪れたという歴史的な常滑の町から帰ってきました。ごんぎつねの新美南吉さんもここらへんの出身だとか。掘りおこせばおこすほど、深い歴史があるんだなぁと興味が出てきちまいます。 中高のときは歴史なん…