現実逃避への準備

卒論全然進んでないけれど、現実逃避への準備を着々と行っております。
月末、中国・四国地方へ行くことになった。風景と、その中を移動する人々のまなざしに着目したプランをブラッシュアップしていくWSをやるそうで、今までは、あまり風景というものに突っ込んでかんがえてみたことが無かったから、若干気持ちが浮わついてる。
ただ、事前に課題を提出しなければダメ、というのがまた憎い。

事前知識も何もかもが不足したなかでプランを作り上げたのだが、(当然、それほどのものにはならなかった笑)もらった資料には随分と面白いものがみつかった。
舞台は四国の地、瀬戸内海に面し塩田によって栄えた町、波止浜
この地は昔から、物流や人の流れが活発に行き交う場所だったそうだ。瀬戸内全体でみると、九州と近畿を結ぶ海路と、海外との交易の場という二つの顔を持っており、日本の東西を結ぶ大動脈だったことは間違いない。当時は人・物流の流れはほとんどが東西で、陸上交通が発達してようやく縦の流れが必要となったようだ。

今治市波止浜地区では、1600年代に塩田開発が始まり、その後は製塩業・海運業・造船業と発展に広がりをみせ、現在の今治における産業発展の基礎となったそうだ。
個人的に気になっているのは、波止浜の風景をみたときにどう思うか。写真でみたものと、実際にみるものはどう違うだろうか。また、地元の人たちはどう捉えているか?とは言いつつ、おいしいもの目当て。あと今治タオルw


新装版 坂の上の雲 (6) (文春文庫)
ちなみに、司馬遼太郎の「坂の上の雲」。舞台は確か愛媛松山だったはず。秋山好古、真之、正岡子規の三人の主人公のひたむきさと前のめりな感じが、それにあわせて読み進めてしまう雰囲気になる本。
彼らがどういうところで暮らしていたのか、少しでも感じ取れたらいーな。松山は行けんかもしれないが。
あー楽しみ。
ていうか、今のうちにレジュメをやっつけねぇと。