秋の気配と、ほぼGS。

嵐のように過ぎ去った今年の9月。
全てがWS(GSDW)につぎ込まれた。(期間自体は6日→13日まで+9月一杯でとりまとめ)
以前から参加したくて、どんなものかと思って行ってきたデザインワークショップなのだが、これがまたきつかった。
何がきついって、うちの学科ではやっぱりデザイン演習も少ないし、そんなにガンガンコンペに出してる人もいるわけじゃないから、そんな空気の中で、のほほんとしていた気がする。
そんななか、このWSの参加者というと、低学年からバリバリ演習で培ってきた能力を惜しげもなく披露できる建築の人とか、議論できてアタマの切れる人たちばかりだから、着いていくので精一杯。
ちなみにこのWSは、建築、土木、都市、造園、IDなど実に様々な分野の学生が一堂に会して演習をするんだけど、そんなメンバーたちに囲まれてるから、刺激されて刺激されて。


なんとなくここで中身を少し。(期間中にも色々あったけど、あとでまた書きます。)
場所は横浜の「象の鼻地区」と呼ばれる割と広い敷地。山下公園と赤レンガ倉庫を結ぶプロムナードが中を縦断してる。
そんな場所をデザインしてくださいっていうハナシ。
今では期間も終了して、9月一杯でとりまとめをしなきゃいけなかったんだけど、いかんせん東京組が自分だけという魔のグループに入ってしまったため、最後の仕上げまでやらされることに。。(もちろん作業は分業で、みんなで協力したけれども。)
成果物は、A0パネルと、報告書用のA4パネルをそれぞれ一枚ずつ。(+模型も作り直し、笑)


A0パネル

1/500模型その1

1/500模型その2

こんな感じ。もしかしたら、今までで一番頑張ったかもしれない。でも、色々と不満の残ることも確かにあった。
だけれども、某S先生が言う「知的スタミナ」という観点で言えば、良かったのかな、とも思う。
要は、一度触ったくらいじゃ物事の本質に近づくのは難しくて、例えばWSが終わったときが本当の出発点。そこから、どれだけもう一度考え直せるか、そこができるかできないかで大きく違うってこと。
今回は、最後の出来がどうあれ、コンセプトの議論から形にするまでのプロセスをもう一度しっかり捉え直すことができた唯一の機会だと思えるくらい、しっかりやったと胸を張って言えることは確かだ。


というわけで、9月はWSに全力を注いだ結果、まるまる一ヶ月使ってしまった感じだ。
ただ、まったく後悔しているわけじゃないし、むしろ自分自身の興味関心がまちづくりだけでなくデザインにも移ってきた感触がある。
まちをどうにかしたい、そう考えたときに、どんな貢献の仕方があるか考えたことはあるけど、実際自分に何があるかというと、あるとは言えない状況。だからこそ、まちづくりだけでなく、デザインの分野でもそうだし、他の色々な分野に首を突っ込んでおくことで、後々の選択肢や考え方の幅を大きくしておきたいって思った。
そんなことを思いながら、9月を過ごした。


もう秋だ。今年はどうしようか。