デザイン

無知であること

自分が無知であることを自覚していること。 人は、自分の物差しでしかものを語れないし、物事を判断することができない。 いつまでも知らない世界を知ろうとする、好奇心というものは偉大で、 その気持ちが無くなった時点で終わりだ、とも思う。 特に、今い…

portfolio ver.2

■ issuu:portfolio yoshikazu namiki by cp_tp - Issuu 先日装丁のみ掲載したポートフォリオの中身をアップロードしてみた。 最近は色々な大学の学生やデザイナーがアップロードしたポートフォリオをまとめて閲覧できるサイトがたくさんあるので、見て回っ…

卒業前のもうひと仕事

昨年秋頃から続いていた教授からの頼まれごとで東京を離れる。 今回は、一人でできる残り時間も限られているので同期を誘って水路の調査と実測を。 現地では、恐らくこれまでに使われてきただろう痕跡を探して歩く。そして、自分らなりの視点で、もう一度そ…

portfolio

portfolioの製本をオリジナルで。 ハードカバーは骨の折れる仕事だということが分かった。

he is a gentleman.

藝大にて槇さん講演会。色々思うところあったのでメモ。 彼の話を聴くのは去年のメタボリズム展以来か。相変わらず元気溌溂で、てっきり座って喋っているのかと思ったら最後まで立って話をしていた。その姿はこれからの世界を背負って立たねばならない学生に…

着想の種

Louis I. Kahn: Complete Work, 1935-1974作者: Heinz Ronner,Sharad Jhaveri出版社/メーカー: Birkhauser (Architectural)発売日: 1987/06メディア: ハードカバー クリック: 2回この商品を含むブログを見る Drawings of Architectural Interiors 以前から欲…

materials in landscape

栃木で出会った建築と断片の風景。 実際に見たものが、写真というフィルタを通してフレーミングされると、別の意味を内包した別のもの、へと転化する・・・? 建築とそのマテリアルは、切っても切れない関係。 ぜひ考えたいのは、場所性とマテリアルの関係性を…

北斗七星の庭

watari-um art museum next exhibition重森三玲 バラガン展ぶりのワタリウム。 今回は作庭家、重森三玲の展示。会場構成は藤原徹平氏でした。 重森三玲は、台風の影響で庭園の保存・継承ができないことに危機を感じ、国に掛けあうもことごとく断られ、意を決…

なんかの見学会を思い出した

広島平和祈念聖堂 / 村野藤吾 昨日の授業で、村野藤吾が紹介されていた時に、ふと、見学会で広島を訪れた時のことを思い出した。 その頃、建築について興味はあったけれども、特にこれといって勉強していたわけでもなかった。 それでも、何か雰囲気が違うと…

Valerio Olgiati and His Architecture

http://www.momat.go.jp/Honkan/Valerio_Olgiati/his_architecture/ 課題も終わり、国立近代美術館へと足を運ぶ。 オルジアティは、以前スイスに旅行に行った時に先輩から初めて教えてもらった建築家で、その時から興味を持って個人的に見たりしていたのだが…

mid-term presen kamakura

後期の課題が始まった。というか、普段よりちょっと前倒し気味に中間発表を終える。 少しずつ課題のペースには慣れてきた気もするが、形について納得しなければ図面が描き始められないということと、自分が納得していなければ前に進めないという思考回路はず…

講評おわりぃ

ここ一週間はほぼプレゼン準備に時間をとられ、今日ようやく講評が終わった。一区切り。 これまでずっと考えていたことをちゃんと形にできたかどうかというと、ちょっと不完全燃焼。 間が抜けたりして。人間追い詰められればやるということは久しぶりに再確…

mid-term presentation Louisiana

気づけば6月。第一課題の提出まであと約2週間。 先週は中間発表。時間がなく、あまり有益なコメントをもらうことができず。。 地形と建築の呼応をどのようにプログラムするかを、建築的な操作と様々な対比で実現することが今回の目標。 講義で出てきた壁と柱…

色々ありました。―北欧旅行とか

地震が起きてから色々な気の迷いや気分が落ち込んでしまったがために、その間にも色々なことがあったのだけれど、全部すっとばしてきました。 本当は思うところもたくさんあったのに、何も手につかず・・・。 今更ながらそれらの記憶を残しておきたいので、まず…

ほっと一息。

8日、9日に修論発表会を終えて、ようやく一段落。その道のりは長かった。 ここまでの数ヶ月、本当に苦しかった。先輩が去年あんなに苦しんでいたのを横目に、そんなに辛いもんかと思ったものだけど、思考力と忍耐力が必要な論文っていうのは難しいもんだとつ…

年賀状の位置づけ

載せようと思ってすっかり忘れていた、年賀状。(これはup用ってことで) 僕にとっての年賀状の位置づけは、昔からの慣れというものだったりこれまでの生活とか周囲の感じなどを受けて、形成されていったような気がする。 もちろん小学生から高校生にかけても…

木造けんちくを見る

埼玉県某所。土曜の夕方に、工事中ほやほやの木造建築を見学できるということで、みんなでけしかけた。 道の奥にちらっと見えたのが、近づいていくと建物自体はそこまで大きくないのに、圧倒的なスケールと存在感。 これのほとんどが壁などで見えなくなって…

トウキョウさんぽ&ネイチャーセンス

天気のいい日は、神楽坂と六本木を散歩。 神楽坂では、珍しくおまんじゅうを出してくれるカフェ「mugimaru 2」に訪れる。 途中、神楽坂のお祭りでみんな踊っていたのが面白かった。 内装は、以前民家だった家を改修したもので、2階では時々コンサートを開い…

結婚式の準備

っていうのはほんとうに大変ですね。 これまでパーティに参加したことはあっても、幹事とか運営側に回ることはまず無かったわけです。 学部時代にものすごくお世話になっていた人の結婚式で、しかも二人とも知っているというなかで幹事からお呼びがかかり、…

島の幸福論 ー 海士町のくらし

すでに2ヶ月も前の話だけれど、GSの見学会で海士町に訪れる機会があった。 訪れてから感じたことをまとめたものを再掲。 * * * まず最初に頭をひっくり返されるのは、これまでの過疎地域( 一般的に言われている表現をすると) は、決して遅れているのでは…

とりあえずつくってみよう。

2010年8月 いったい軽井沢で何やってるんだとか言われそうなことをやってきました。 通ってる夜間の合宿で、みんながそれぞれの興味のもとグループに分かれてゼミをする。例えば自転車で建築巡りもいいし、古くからある宿場町まで出かけてスケッチしたり。 …

川の表情はこんなにも違う(和泉川)

時は、7月上旬。 夏だけど梅雨の明けないもやっとした天気のなか、設計者のYさんに同伴していただいて、横浜の泉区と瀬谷区を流れる境川支流の和泉川を歩いてきた。 まずは相鉄線ゆめが丘駅で降りて、和泉川親水広場から地蔵原の水辺(いずみ中央駅前)までを…

こころもカラダもぐるぐるしてる

本当に時が過ぎるのは早いと思うのだけど、ここ一ヶ月ほどは休む間もないくらい超特急な日々。 基本的な過ごし方は修論と建築の勉強にほぼ費やされ、その反動でつい週末に出かけてしまう・・・といったような感じ。 特に今年のGWはコンペにほぼ時間を費やし、大…

プランニングの難しさ

昨日、コンペを終えた。 今回のコンペは、4月後半に入ってもメンバー互いに忙しく、ほとんど方向性も決まらぬままに突き進んだ感がある。 しかも、これまでにやってきたコンペと比べても、今回のはプランニングの視点がとても重要になっていて、逆にそこが…

スケッチとデッサンの違い

ここ数日は、模型バイト。 ここのところ行っていなかったので、感覚が鈍っていた。重要なのは、正確さとスピードの両立。でも、できてない。 それでも何とか、期限までには終わらせる。 これからの生活、何で構成していけばいいんだっていう。とにかく時間が…

法隆寺宝物館

3月は結果的に、程よい感じでインプットとアウトプットが噛み合った気がする。 昨日、ようやく記事の入稿が完了した。編集部には毎度迷惑かけっ放しなので、頭がいつも上がらないのだ。でもでも、今回はなかなか面白いものが書けたと思う。これに関してはま…

矢作川 ー 古鼡水辺公園

恵那や名古屋、豊田などなどの中部地方周辺が今年一年で最も訪れた地域かもしれない。 今回も恵那でWSの報告会をした後、一年間の締め括りに相応しいランドスケープとの出会いがあった。 単線の三河線に揺られて、平戸橋で降りる。 駅とまちが近い。というか…

古河総合公園

予てからものすごく興味があった古河総合公園を見学するチャンスを得たので、さっそく行ってきた。 事前勉強としては、コモンズや市民の交流空間といったキーワードが挙げられる「湿地転生の記」がある。 この本は、中村先生のこれまでの古河総合公園にかけ…

桑名 ー 住吉入江

2月末、恵那での合宿の帰りに立ち寄る。(どう考えても書いてる日がおかしい。) 合宿では相変わらず色々とぶん投げられて、密かに思い描いていたプランが総崩れとなる。というわけで、気分転換も兼ねて桑名のまちを歩いてきた。 駅に着いた頃には辺りもだいぶ…

春の気配と備忘録

最近めっきりブログの更新頻度が落ちているが、書きたいことばかりが溜まってしまって、のんべんだらりなブログだけれどもう少し書かなきゃ、という気もちょっとする。 明日には修論の計画書を提出しなければいけないので、ここのところは修論のことをずっと…