きれいなものにはとげがある

結論からいうと、ひさしぶりに風邪をひいた。
ひさしぶりすぎて、この症状に対して何をすればいいかわからなくて、とりあえずとっておいた薬を飲み、とりあえず寝る。何もせず、ぼーっと寝ていたのはいつぶりだろう(笑)
しかしアタマがぼぅっとするほど痛い。熱は下がったが、だるくてしょうがない。
歳を重ねると、こうも体に応えるものなのか、とおもう。なんていったら誰かに怒られそうだ。


先週の金曜、フィールドワークで昭和記念公園を訪れた。
中学や高校のときには、駅伝の予選会だとかなんとかで何回も訪れたことのある場所。
でも、当時は周りの風景なんてまったく見ていなかった。







伊東豊雄の花みどり文化センターを通り抜け、歩き出す。
周囲を見渡すと、はっきり言って覚えきれないほどの植物たちが広がっている。
でも、ひとつひとつを具にみていくと、本当は面白いんだってことも知っていて、忘れかけていた気持ちを思い出した。


屋外空間のデザインを見ていくと、周囲の自然が持つスケールに負けない強さが必要になるため、素材の質感をストレートに表現しているものが多くあった。
人の歩く流れや全体的な統一感を考えた素材の組み合わせなど、考えることは本当に多い。
なぜ、そうなっているのか?を考えること。じつは結構、忘れがち。


ランドスケープは身のまわりのものすべてが観察の対象になる。五感で感じたことが、自分の財産になる、とは先生の言葉。
より注意深い観察力を養わなければと気を引き締められるまたとない機会だった。


雨の中傘を差さずに歩いてる時点で、自分の観察力の無さには呆れるばかりだ。