最終審査会

というものに行ってきた。それも、イチ観覧者としてではなく、イチ入賞者(プレゼン有)として。
今までに無いこの展開はなんだ一体。
平静を装いつつも、期待と緊張と一種のわくわくが混ざった変な気分だった。


他の入賞者のプレゼンは、どれも手の込んだものだった。
うちは、というと、言いたいことの半分も言えていたかどうか。
質疑では、聞かれたことに対して頭の中が真っ白になってしまい、ずっと以前からチームで苦しみながら議論していたことをまったく出せずにいた。
いくらアタマの中で考えていたことも、相手に伝わらなければ意味を為さない。
でも、自分たちの考えていたことを、時間を頂いて話すチャンスをもらえるということは、凄いことだ。
無い知恵を振り絞って応える。


結果は、優秀賞。
こんな自分らが、こんなものをもらってしまっていいのだろうか?
周りのスキルに圧倒されて、これはヤバイと思って自身のスキルアップも図ってきたが、こんなにすぐ結果が出てしまうとは。
ただ、自分でも思うのが詰めの甘さ。
考えたのは、頭の中に情景が思い浮かぶような、そんなイメージを持たせることを主にプログラムした。だが、敷地の具体的なデザインにまでは至っておらず、そこが悔やむべき点。
土木では、そこを腫れ物のように扱う節があると、自分でも思う。それを突破したとき、もっと魅力的な案になったんだろう。


束の間の歓びを噛みしめて、次なるステップを上っていきたい。
結果は関係なく、与えられたテーマ、いや、社会に対していつも持っている危機感や、感じていることをどのように表現するか、今の学生はこんなこと考えてるんだよ、ということが伝わればいいと思う。
使用するメディアが何であれ、考えること、感じることを発信するのはとても大事だと、帰りの電車の中でうとうとしながら思った。
牛肉どまんなか、うまかったな。




先日の野球大会。空が高い!