なんかの見学会を思い出した



広島平和祈念聖堂 / 村野藤吾


昨日の授業で、村野藤吾が紹介されていた時に、ふと、見学会で広島を訪れた時のことを思い出した。
その頃、建築について興味はあったけれども、特にこれといって勉強していたわけでもなかった。
それでも、何か雰囲気が違うということだけは敏感に感じ取っていたと思う。


初めてこの建築の表情を目の当たりにしたとき、得体のしれない恐怖のようなものを感じた。
それが何だったのかは今でもよくわからないが、授業で得られた知識を重ねあわせて、今一度当時の記憶に思いを馳せてみると、不思議な気持ちになる。


一つ一つの学びから知識を蓄積していくことは、過去の経験をなぞり返すということにも繋がっているんだろう。
その時の感情は変わらないかもしれないけれど、見方は変わるかもしれない。