ほっと一息。

8日、9日に修論発表会を終えて、ようやく一段落。その道のりは長かった。
ここまでの数ヶ月、本当に苦しかった。先輩が去年あんなに苦しんでいたのを横目に、そんなに辛いもんかと思ったものだけど、思考力と忍耐力が必要な論文っていうのは難しいもんだとつくづく思う。
アタマで勝負する学者なんて、なかなかなれるもんじゃない。というか、もうやりたくない、っていう気分のほうが今は勝ってる。
でも、研究室であぁでもないこうでもないとやっていたことが終わってしまうと、それはそれで寂しいもので、もう少し悩んでいたかった気持ちもある。
書いた論文がどんなにくそったれなものでも、将来の自分にとってかけがえのないものには間違いない気がしていて、思考と実践という試行錯誤の過程も、今後の動き方に影響を与えてくるんだろうなぁと思う。


なにはともあれ、小休止。
今年の春休みは、まぁ卒業の年だからぱぁーっと旅行かなと思いきや、色々やることがあって、あんまりそれどころじゃなさそう。
まぁ、プチ旅行とかプチ飲みとかプチお買い物とか、、小出しでいきますかね。


自分で選んだ道を後悔しないように、今を頑張ろう。
発表は終わったけど、正直これからが本当のスタートだと思う。
と、今年の文化庁メディア芸術祭を観に行って改めて思ったっていうわけのわからないおはなしでした。


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文化庁メディア芸術祭@国立新美術館


ちなみにこの展覧会、個人的な興味も加味して、最初のアート部門が一番面白かった。
取り上げられているテーマの多くが、やはり最近のメディアや表現方法を用いていて、方法の真新しさという部分と、その着眼点とどちらが優れているのかを判断できないようなものもあったけれど、社会において常識になりつつある事柄に対しての作家なりのメッセージが伝わってきて、今の自分の気持ちや考えていることと併せて、観るのが多少辛かった。
現代人は、それぞれ何をブレイクスルーにして生きていくのか。
その探し求めているものが何なのか、そのヒントをもらった反面、こんなんじゃ駄目だという刺激も一緒にもらってきてしまった。ん、苦しい。


いや、これからがスタート。おもいっきり発散させよう。まずは課題に、それをぶつけよう。
ま、明日は散歩しよ。