5M cube review

タイトルは、今期最後の課題。講評会では2分間だけプレゼンの時間があった。
この課題は、5mのキューブの中に、さらに小さなキューブをいくつか入れこんで豊かな空間をつくるというもので、シンプルなんだけど実はすごく難しい。さらに、光と影の関係や空間構成などを考えながらつくることが求められる。
でも、学生は大学生から社会人まで様々で、バックグラウンドも何から何まで異なる人たちが集まるから、出てくる案も幅があって面白い。


 


授業では、今回が、自分自身の問題意識や感覚を基にして作品をつくる"初めて"の機会となった。
これまでにやってきたようなランドスケープやもっとスケールの大きいものから、ぐっと焦点を絞って建築を考えなくてはいけない、ってところがきつい。今まではある程度、あえてそこを避けたりすることができたが、これからはそれはできない。
でも、初めて自分の手で、アタマで考えるということがすごく新鮮で面白くて、たぶん忘れられない課題になるはず。


少しだけ紹介すると、キューブ自体が小さいので、ごちゃごちゃした機能とかアクティビティを想定しても破綻すると思ったので、一続きのストーリーを構築して内部をつくろうと考えた。
そこで自分のことを再認識しながら、深く自身について考える思考の空間にしようと思った。
具体的には、見る見られる関係(外ー外、外ー内、内ー内)を意識しながら、2つの3mキューブで内部を大きく分節したうえで、屋上まで続く階段と所々に踊り場(立ち止まれる場)を配置した。


これをベンチマークとして、これからどんなことができるだろう。
ほかの建築の学生は、自分にとって重要な意味を持つ課題っていうのがやっぱりあったんだろうか…。
互いにそういう話をしたら、すごく面白そうだなぁともおもう。


ていうか、模型つくってる時間が一番楽しかった。。
さて、レジュメやらねば。もうひと追い込み。