ちひろ美術館

ことあるごとに行っている気がする美術館。
安曇野のほうはまだ訪れたことがないのだけど、ただ単純にいわさきちひろの画が好きで、たまにふらりと行く。


全然関係ないのだけど、いつも高田馬場から西武新宿線に乗ろうとするとき、あるいは乗っているときも含めてなぜだかふと懐かしい気分になる。
駅の雰囲気とか、沿線の風景とか、これからおばあちゃんの家に向かうときのような、変にわくわくする感じ、がする。
きっと、人によってはそんなこと微塵も思わないんだろうけど、この線の雰囲気はすくなくとも僕にはそう感じさせる何かがあると思う。
中央線とか京成線、常磐線は何とも思わないのになぁ。



ちひろ美術館 / 内藤廣


 
 


美術館自体はそこまで大きくないのだけど、ひとつひとつを大事にみられるようになっているし、ベンチの配置がまた絶妙。
内藤さんの建築は、本当に場所とコンテンツにマッチしていると、いつも思えてしまうのが凄いと思う。
全体的に、すごく優しい。木もコンクリートも、こんな表情をするのかーって。
過ごす人たちの雰囲気が可愛く見えてきてしまうのは、この建築を介しているからかなぁ。


ほっとしたいとき、訪れるとよいとおもいます。
今回は結構人がたくさん入っていたので、今度は少ないときにゆっくりしてみたい。