奈良田の里

今日は今回のインターンのメインである奈良田の様子を見にいく日だ。朝8時に眠い目をこすりながら出発、奈良田までの30分間をぼんやりと過ごしていた。あぁ、やっぱり東京と違って景色が最高。僕の故郷は田舎ではないので、もちろんこういうところは初めてだ。先輩にここは何だとか色々紹介してもらいつつ、到着。
奈良田は、昔からずっと人々に愛されている温泉郷である。奈良田には多くの伝説があって、一番知られているのが、「奈良王伝説」。奈良王とは、孝謙天皇のことである。ある時政治を行っていたときに体調を崩してしまった。その後、奈良田に行くと良いという夢を見、そういうお告げが出たので、奈良田の温泉に入浴しにいくことになった。その温泉に入るとたちまち病は治り、都が穏やかになるまで8年ほどここで過ごした、という話だ。この他にも様々な話がある。
さて、奈良田に着き、ここで働く従業員さん達に挨拶をする。やっぱり若い人はいないみたいだけども、皆さんすごく気さくな人たちですぐうち解けられた。これから僕たちが何をするのか説明を受けてから、少し仕事の手伝いをする。レジ打ち、洗い物、料理運び、実際に8月には温泉の掃除もすることになっている。ここは本当に温泉客が多くて、登山帰りの人も結構いた。言い忘れていたが、ここは温泉だけがあるのではなく、他にも写真館や、由緒正しい雰囲気の鍵屋(鍵を作っているのではなくて、普通の民家)、民俗資料館など、奈良田のことをより詳しく知ることができる建物がある。
一通り奈良田を回って、最後に温泉に入る。やっぱり5本の指にはいるだけあって、最高。たったの二日だけど、日々の疲れを癒すことができた。その後働いて、お昼を食べた。親子丼、うまかったな・・。
こう書くと、奈良田は何の問題もないようにみえるが、そうではなくて、1日いただけでも課題が山積みなことが自分なりにわかった。名残惜しみながら早川に別れを告げ、バスで帰る途中、メンバーたちと今後のインターンの方向性について話し合った。問題点等は後でまとめることにして、バスが新宿に到着し、みんなと別れた。怒濤の二日間だった。8月はどんなことが待っているんだろう??本当に目前に迫ってきてるんだな。