人間って難しい。


久しぶりに飲みの席を共にした。
初対面に等しいけど、時々は心の琴線に触れるときがあって、その理由はよくわからないけどすぐに打ち解けて仲良くなったりできることもある。


人間関係が人生のひとつのテーマであると考えた時、人は一人では生きてはいけないということを分かっているつもりなのに、それを忘れてしまうこともあるだろう。
人の心は難しいもので、心が荒んでいる時や落ち込んでいる時、人を認めることができない自分の弱さにはたと気づいたりする。
そんな時は大抵、ちっぽけな自尊心が邪魔をしている。
人に負けないという心の強さと謙虚に人を認めていくということは、ある意味矛盾もしているし、実は近しい関係にあるのかもしれない。


人に興味を持つことができるって、とても素晴らしいことだと思う。
それは、自分のやるべきことをできているという、心の余裕があるからこそ他人に興味を持つことができるのかもしれないし、何かいいな、と思える純粋な気持ちに依るものかもしれない。
何にせよ、自分さえ良ければいい、という考えは、まぁ一人で生きていく分にはいいかもしれないけど、多くの場面で自らの人間的成長の機会を狭めている、そういうふうに思う。


今年が色々と難しい年であるのはもう分かっている。
だからこそ、様々な局面でアンテナをしっかりとはって、人と関わること。それを時には意識して生きていきたい。
それが、幸せと呼べるかどうかはまだわからないけど。


写真は先日那須に訪れた時のもの。ゆっくり落ち着いて過ごせる場所が好きだ。